CCIM Curriculums
IREM 認定資格であるCPMⓇ(IREM認定不動産経営管理士)コースでは、投資家が保有する収益物件の価値の最大化を運営・資本改善・ファイナンスなどの側面から実現する手法について学びます。一方、姉妹資格ともいえるCCIM(CCIM認定不動産投資顧問)コースでは、複数の選択肢のなかから最も優れた投資を選び出す手法について多角的に学びます。
PMの最高峰資格としてのCPMⓇ とAM の最高峰資格としてのCCIM。どちらも、本国アメリカのみならず、世界中で価値ある実務資格として認められています。また、授業の中で使われる数々の帳票・計算シート類といった業務に役立つ投資判断ツールを手に入れ習熟することができるのも魅力です。
投資の基本・キャッシュフローモデル・貨幣の時間的価値・融資・鑑定・投資価値と投資成果・課税・投資選択。8つのモジュールといくつもの事例研究で、不動産投資における財務分析について学びます。保有期間やエクイティの異なる複数の投資を定量的に比較する方法や、課税や節税も踏まえた分析、ローンの査定基準、複数のアプローチからの物件評価の鑑定、原価回収とキャピタルゲイン課税、内部収益率(IRR)の欠点とその調整方法など、DCF法や財務分析の知識をすでに持っている方にとっても、興味深い内容となっています。
なぜ市場分析なのか・統合市場・市場調査・需要の予測・供給要因・需要力学・ギャップ分析・分解・場所の実行可能性・異なる物件タイプのモデリング・財務的実行可能性。11のモジュールと、実際のケーススタディーをもとに不動産投資における市場分析について学びます。開発業者・ユーザー・投資家・ブローカー・金融アナリストなどそれぞれの観点からとらえた判断や、都市の成長パターン、市場分析モデル、統計データの収集方法とその分析方法などを学びます。ロジカルになりにくい市場分析を定量的に行う力が身に付きます。
このコースでは視点を変え、入居者としてのテナントの立場で投資をとらえます。賃料を支払いながらそのままユーザーとして利用するか、あるいは同様の物件を取得して退出するか、リース条件についての見直しをおこなうかといったテナントサイドの意思決定を様々な投資分析手法を使って比較・解析します。
ここまでのコースで学んだことを元に、保有と処分・代替案など様々な投資オプションを計算ツールを駆使しながら検証していく授業です。総合的な投資判断を行う力が付きます。
最終試験に向け、これまで学んだすべての項目について復習します。具体的な事例研究をもとに、重要なポイントを整理するとともに数多くの帳票・計算ツールの操作方法について習熟のサポートを受けることができます。
CCIMの称号を得る為には、4つの科目と最終試験に合格し、米国本部にポートフォリオを提出・承認されることが必要です。ポートフォリオが承認される要件は、過去5年以内に事業用不動産の取引実績が20回、または10回の取引実績で総額が5百万ドル以上のものなど、要件が厳しく定められています。これは、CCIMが米国で権威のある称号であることの現われでもあります。詳しくはお問い合せ下さい。